SIRĀT(シラート)の感想

映画

またまた急に話は変わりますが、今回は『SIRĀT(シラート)』という映画を観てきたので、感想を書きたいと思います!

家の話題からは、またまた大きく話が変わります(笑)

映画鑑賞も好きなので、これからも観た映画の感想をちょこちょこ書いていく予定です。

「家を買うブログなのに、急に映画!?」と思った方もいるかもしれませんが、映画好きの方はぜひお付き合いください!

今回も途中からネタバレがあります。

まだ映画を観ていない方はご注意ください!


『SIRĀT(シラート)』のあらすじ

舞台はモロッコ。

主人公は、娘を探している父親のルイスと息子のエステバンです。

失踪した娘の手掛かりは、娘が参加していたレイヴパーティー。

父と息子は娘を探すため、レイヴパーティーにやってきます。

そして、娘を探す途中で出会った男女5人のグループ。

さらに犬が2匹。

3台の車で、モロッコの砂漠や山岳地帯を移動しながら、娘を探す旅が始まります。

果たして、父と息子は娘を見つけることができるのか。

そして、この旅の先に待っているものとは……。


ストーリー

父親のルイスと息子のエステバンは、失踪した娘を探しています。

唯一の手掛かりは、娘が参加していたレイヴパーティー。

レイヴパーティーというのは、簡単に言えば砂漠などで行われる大規模な音楽イベントのようなものです。

たくさんのスピーカーを用意して、大音量で音楽を流しながら踊ります。

父と息子は、そんな慣れない場所に娘の顔写真を印刷した紙を持って現れ、参加者に娘のことを聞いて回ります。

そして、途中で別のレイヴパーティーの存在を知ることに。

もしかしたら娘はそちらに移動したのではないか?

そう考えた父と息子は、男女5人組の後を追って砂漠を移動することになります。

しかし、途中で武装した人々を見かけてルートを変更したり、車を修理したり……。

果たして、その先に娘はいるのか。

ここから先は、かなり重要なネタバレがあります。


⚠️ここからネタバレあり!

まだ『SIRĀT(シラート)』を観ていない方は、ここでストップしてください!!

ここからは映画の内容をかなり詳しく書いていきます。

とにかく衝撃。人があっさり死ぬ。

まず、この映画を観終わって最初に思ったこと。

衝撃でした。

とんでもなく衝撃でした。

何に衝撃を受けるのかというと……

人があっさり死ぬんです。

「え!?ここで!?」

というタイミングで、突然いなくなります。

しかも、必ずしも誰かに襲われるとか、悪いことが起きて殺されるとかではありません。

事故や予想もしない出来事によって、あっけなく死んでしまう。

これが本当に怖かったです。


まずはレイヴパーティーがすごい

最初は、父と息子が娘を探しているレイヴパーティーのシーン。

これがまた、独特な雰囲気なんです。

砂漠の中に人と車がたくさん集まっている。

でも、よく考えると……

ここ、ただの砂漠ですよね?

水や食料もそんなに豊富には見えない。

なのに犬を連れている人もいる。

そして、もれなく父と息子も犬を連れています。

ピパという犬です。

しかも、この犬が全然鳴かない。

おとなしい犬なんですよね。

個人的には、

「いや、犬連れている場合か!?」

と思ってしまいました(笑)

まぁ、家族全員で娘を探しているということなんでしょうけど。


ちなみに私は息子を娘だと思っていました

これは完全に私の観察力の問題なのですが……

最初、私はエステバンのことを娘だと思っていました(笑)

なんとなく顔つきが女の子っぽく見えたんですよね。

どうやら私の観察力が低レベルだったようです。

映画を観ている途中で、

「ん?息子なの!?」

となりました(笑)


レイヴパーティーがかなり独特

レイヴパーティーというものを私は詳しく知らなかったのですが、日本でいう野外フェスに近い感じなんでしょうか。

ただ、日本の一般的な音楽フェスと違うのは、誰かがステージで歌うというより、踊るための音楽が延々と流れているところ。

しかも、踊っている人たちの様子がかなり独特です。

「何かに取り憑かれているのでは?」

と思ってしまうような雰囲気で、老若男女が夜通し踊っています。

楽しそうというより、どこか異様。

この映画では、この「踊る」という行為が後半になってから別の意味を持ってくるのですが、それについては後ほど。


軍から逃げるために、まさかの方法(笑)

そんな場所で娘を探していると、ある男女5人組が別のレイヴパーティーの話をしていることを知ります。

「もしかしたら娘はそっちにいるのでは?」

と思う父と息子。

ところが、その会場の場所を教えてもらうことができません。

そうこうしているうちに、軍がやってきます。

そして、みんな車に乗って移動させられることに。

ところが、男女5人組が軍の気をそらして、別のルートを進み始めます。

父と息子もその後を追うことになるのですが……

その気のそらし方がすごい。

なんと女性が、

道端でトイレをし始めるんです!!!

しかも、見張っている軍人に、

「見ないで」

みたいなことを普通に言いながら(笑)

いやいやいや!!

恥じらいは!?

と思いました。

映画を観ながら、

「そんな方法ある!?」

と衝撃を受けました(笑)


砂漠を走る車が心配すぎる

そこから砂漠を車で移動するシーンになります。

ここで私が不安になったのが、

父と息子の車、普通の乗用車なんですよ。

エスティマみたいな、一般的な車。

一方、男女5人組が乗っているのはトラックのようなタイプ。

「この親子、こんな車で砂漠を抜けられるの?」

と心配になりました。

そして案の定……

途中の川で進めなくなります。

ところが、ここで意外な展開が。

なんと男女5人組が助けてくれるんです。

ロープで車を引っ張ってくれます。

これは意外でした。

私は、

「勝手についてきた親子なんて、あっさり見捨てるんじゃない?」

と思っていたので(笑)

もともと砂漠の移動に慣れている人たちが、勝手についてきた人たちのお世話までしてくれるとは思っていませんでした。

まぁ、その前にガソリンを買うとき、父親がお金を出していたことも関係しているのかもしれません。

でも、ここでちょっとずつ親交が深まっていきます。


砂漠のトラック、揺れすぎ問題

そして、このドライブシーンで地味に衝撃だったのが……

トラック、めちゃくちゃ揺れる!!

揺れるというより、

跳ねる!!

あれで長距離移動は相当疲れると思います。

私は映画を観ながら、

「これ、乗ってるだけで相当体力削られるな……」

と思っていました(笑)

砂漠って景色は壮大なんですが、移動するだけでもかなり過酷なんですね。


「本当にこの人たちについて行って大丈夫?」

なんだかんだで親交を深めていく一行。

ところが、ここでピパが死にかけるシーンがあります。

原因は、なんと一緒にいる男性の一人。

これを見て、

「本当にこの人たちについて行って大丈夫?」

という不安が出てきました。

ただ、ここまで来てしまった以上、もう戻るのも難しい。

そもそも道のない砂漠を勝手についてきたので、戻る道もわかりません。

ナビもありません。

頼りになるのは紙の地図。

もう後には引けない状態です(笑)

この「戻りたくても戻れない」という状況が、じわじわと恐怖を感じさせます。


山岳地帯でさらなる恐怖

そして、一行は山岳地帯を通ることになります。

ここでまた大きな衝撃が。

道が細すぎる!!

標高の高い場所なのに、道幅が信じられないくらい細い。

ギリギリ車1台分くらいしかありません。

ハンドル操作を少しでも誤ったら、そのまま崖下へ落下しそう。

しかも、雨まで降ってきます。

そして夜。

さらにトラックのタイヤがぬかるみにはまって、抜け出せなくなります。

もう……

ハラハラしっぱなしです。

どうなるのかと思っていたら、ここは「年の功」というのでしょうか。

父親が無事にトラックをぬかるみから引き出します。

みんなでホッと一安心。

「よかった、これで先に進める……」

そう思った直後でした。


まさかの事故。息子とピパが……

車の中で遊びながら待っていた息子とピパ。

その車が……

道から落下してしまいます。

そして、息子とピパが死んでしまう。

……。

え?

本当に言葉が出ませんでした。

「よかったね!これで進めるね」

と思った直後に、突然の死。

しかも、誰かに襲われたわけでもありません。

ただの事故です。

事故だからこそ、余計に怖い。

絶望と虚しさがすごかったです。

もし私が父親だったら……

耐えられないと思います。

息子のあとを追ってしまいたくなるくらいの絶望だと思います。

しかも、落下する直前。

車がゆっくり斜面をバックするように動き始めて、異変に気がついた息子が、

「お父さん!」

と叫ぶ。

顔も見える。

表情もわかる。

声も届く。

それなのに……

間に合わない。

そして、そのまま道から落下してしまいます。

娘を探していたはずの父親が、

娘ではなく、息子を失ってしまった。

とんでもない衝撃でした。


それでも進むしかない

その後、男性の一人が崖下を覗き込み、助けを呼びに行こうとします。

父親もトラックに乗り、その場を離れることに。

でも、当然ながら父親は息子を失ったばかりです。

衝撃を受け止めきれないまま、それでも車は進んでいきます。

このあたりの、

「悲しんでいる場合じゃない。生きるために進むしかない」

という状況が、ものすごく重かったです。


そして、また「踊る」

助けを求めてさまよっている途中、砂漠の中でも少し拓けた場所にたどり着きます。

ただただ、拓けた場所。

そこで残ったメンバーたちは、6人と1匹でお茶を飲みながら少し心を落ち着けます。

そして……

スピーカーを設置して、音楽を流し始めます。

また踊るんです。

ここで私は、ふと思いました。

この映画で踊っている人たちは、本当に楽しくて踊っているんだろうか?

もしかしたら、

すべてを忘れたくて踊っているんじゃないか。

踊っていないと、現実に戻ってしまう。

現実に戻ったら、絶望してしまう。

だから音楽に身を任せて、踊る。

そんな意味にも見えました。

最初に見たレイヴパーティーの踊りも、ただ「楽しいから踊っている」という感じには見えなかったんですよね。

この映画では「踊る」という行為そのものが、現実から逃れるためのものなのかもしれない。

そんなことを考えながら観ていました。


そして、また突然の死

音楽がどんどん盛り上がってきます。

踊る。

踊る。

そして……

地面が爆発します。

女性が死亡。

さらに、何が起こったのかわからず、その女性に近づこうとした男性も……

地面が爆発して死亡。

残された4人は、そこでようやく気がつきます。

自分たちがいた場所は……

地雷原だった。

いやいやいや。

そんなところでお茶してたの!?

ここも、とんでもない衝撃でした。

人があっさり死ぬことももちろん衝撃なのですが、

何でもないように見える場所に、地雷が埋まっている。

これが本当に怖かったです。


地雷原から動けない恐怖

ここからのシーンは、ひたすら恐怖との戦いです。

その場から逃げ出したくても、

どこに地雷が埋まっているのかわからない。

仲間の遺体を弔いたくても、

近づくことができない。

進みたい。

でも動けない。

誰かを助けたい。

でも助けられない。

そんな絶望的な状況になります。

そして、そんな中でも父親だけは淡々としています。

遺体を弔い、どうすればここから脱出できるのかを考える。

息子を失った直後なのに、さらに仲間を失い、それでも生き残るために動く。

この父親の姿が、とても印象に残りました。


最後に残ったのは……

そして、最終的に生き残ったのは、

たった3人。

ここまで一緒に旅をしてきた人たちが、どんどんいなくなってしまいます。

そして、この映画の残酷なところが……

オープンエンドなんです。

この先、3人がどうなるのか。

行く当てはあるのか。

娘を見つけることができたのか。

そもそも無事に帰ることができるのか。

その答えは、はっきりとは描かれません。

「えっ、ここで終わるの!?」

という感じです。


『SIRĀT(シラート)』を観て

この映画を観終わって思ったのは、

あまりにも失ったものが大きすぎる。

ということ。

父親は娘を探して旅に出たはずなのに、その途中で息子を失います。

一緒に旅をしていた仲間も次々と失っていきます。

それでも、得られたものが何だったのかは、最後までよくわからない。

娘を見つけられたのかもわからない。

この「何も保証されないまま終わる」というところが、ものすごく印象に残りました。

観終わったあとに、

「……。」

となる映画です(笑)

でも、私はこういう映画、好きです。

衝撃的な展開が続くので、観ている間ずっと緊張していましたし、予想していなかった方向に何度も話が進んでいきました。

そして何より、

「人間って、こんなにあっさり死ぬんだ……」

という怖さがずっと残ります。

派手なモンスターが出てくるわけでも、わかりやすい悪役がいるわけでもない。

ただ、砂漠、山、道、地雷、事故。

そこにあるものが突然、人の命を奪っていく。

だからこそ怖かったです。

私はかなり衝撃を受けましたが、気になる方はぜひ観てみてください。

ただし……

観終わったあとに、

踊りたくなるかもしれません。💃

……いや、ならないか(笑)

まっしぐらにつきすすむゾウ

はじめまして
まっしぐらに突き進むゾウです。
このブログでは2029年までに一軒家を購入する目標に向かって物件探しのことや日常の記録を発信しています。

「いつかは家を買いたい」「家を買いたいけどどうしたらいいかわからない」と思っている人の参考になるブログになれば嬉しいです。
よろしくお願いします。

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